YouTubeの動画などを見ると、このペンを1万円で販売してください。
といった突拍子のない質問がでるような印象を受けるかもしれませんが、特に大手企業はそういった質問はほぼなく、学生時代にがんばったことなど基本的な質疑となるケースが大半です。
そういったありきたりな質問から、あなたの考え方を知り自社の求める価値観に合うのか、社風と合うのかを探ってきます。
そのため大切なのは、損保ジャパンの採用ページに記載されている「求める人物像」とマッチしているようにエピソードを語ることです。
目次
三菱UFJ銀行が求める人物像
三菱UFJ銀行の新卒採用ページを見ると、まず目に飛び込んでくるのは「やりたいことがあります。」です。
これだけだと三菱UFJ銀行がどういった人物を求めているのかわからないのですが、後段に上記画像のメッセージが記載されています。
その他のページから読み解けるのは、あなたのやりたいこと=新しい未来を作るチャレンジを三菱UFJ銀行はサポートします。
人材ではなく同じ志を持つ仲間とともに、その新しいチャレンジの実現を目指しましょうというメッセージであることがわかります。
また、YouTubeで公開されている三菱UFJ銀行の社員が「やりたいこと」を紹介していますが、こちらも非常に参考になります。
語られていることは
- 一社だけでなくていろんな会社と連携をしながらサイバー攻撃に立ち向かっていかなきゃいけないと思っています。
- 東南アジアの人たちが、いかに勤勉に働いていたかというのがデータとして残ることによって、その人にファイナンスをつけられると、これまで選択肢がなかった人たちに対して、金融の力を通じてその人の夢を実現させたい
- 今この社会がいろんな面で変換期を迎えている時期だと思うので、なにか新しいチャレンジっていうのにファイナンスの側面からサポートできるような仕事っていうのを続けていきたいなと思います。
- 医者でも技術者でもないですが、金融のプロとして社会貢献に携われたらなと思っています。
- 新しい事業を一緒に伴走しながらやっていく、やりたいことは実はそこで、サステナブルな企業経営をできていないと、資金が回っていかないかないような、そういった世の中が実現できるといいなと思っています。
- 夢をもった熱意を持った人たちが語っているものが現実化すれば、きっと世の中がもっと良くなるんだろうなと思っているので、それに僕らがちゃんと応じられなきゃいけないなと思っています。
三菱UFJ銀行の社員から語られている言葉を新卒採用ホームページに掲示することは、これは三菱UFJ銀行として正解と思っている社員のあり方なので、ここも踏まえると、求める人物像としては
- 新しい未来に向かってチャレンジができる人
- ファイナンスの力を理解し、それを使いこなせる人
- 一人じゃなくて、チームで、さらに他社を巻き込む力がある人
と想定できます。
そのため、面接ではこの求める人物像に合致していることを示すエピソードを用意してもっていくのがよいでしょう。
学生時代がんばったこと、その中で最も大変だったことを教えてください。
大学生時代に実施した地域の小学生を対象にしたロボット教室を開くことです。
その中で最も大変だったことは、具体的なカリキュラムやロボットの製作方法、教室運営についての経験がなく、どうやって教室を開くでした。
そこで、私たちのチームは、各自が調査し、アイデアを出し合い、議論を重ね、教室のカリキュラムを作成し、ロボットの製作方法を確立し、教室の運営方法を練り上げることに成功しました。
その結果、ロボット教室を開催することができ、多くの小学生にロボットの魅力を伝えることができました。また、私たちは、自分たちで企画し、立ち上げたプロジェクトを成功に導いたことで、チームワークやリーダーシップ能力の向上にもつながりました。
このような経験を通じて、新しいことに挑戦することの大切さや、仲間と協力して目標を達成する喜びを学びました。そして、今でも新しいことに挑戦することや、仲間と協力して目標を達成することを大切にしています。
なぜロボット教室を開こうと考えたのですか
現代社会において、ロボット技術はますます進化しており、産業界や日常生活においてもますます活用されています。
また、STEM教育(科学、技術、工学、数学の教育)は、現代社会で求められるスキルを身につけるために必要不可欠であると考えられています。
そこで私は、小学生のうちからロボット技術やSTEM教育に触れる機会を提供することで、将来の可能性を広げ、創造的な思考力や問題解決能力を身につけることができると考え、ロボット教室を開くことを決めました。
そして、多くの小学生にロボットの魅力を伝え、彼らが自分たちでロボットを製作することができるようにサポートすることで、ロボット技術やSTEM教育に興味を持ってもらい、将来の可能性を広げる一助となることを目指しました。
なぜ三菱UFJ銀行を志望しているのですか
今回のロボット教室の取り組みは、大成功でしたが、もしここにファイナンスがあれば、これを事業化できていたかもしれない。
当時の私は気づいていなかったが、事業化することで、世の中へ提供する価値を何倍にも膨れあげさせることができるようになっていたかもしれないと思いました。
だから、私は、価値に気づいていない人を見つけて、そして、ファイナンスでその価値を大きくし、サポートしていきたいと思ったからです
あなたが大切にしていることを教えてください。
誠実さについては、人との関係性を大切にし、常に正直であることが大切だと考えています。
自分がやりたいことを突き進むだけでなく、周りの人と協力して目標を達成するためには、相手の立場や気持ちを考慮し、コミュニケーションを大切にすることが必要だと思っています。
また、向上心については、自分自身を常に成長させ、新しいことに挑戦することが大切だと考えています。
自分の知識やスキルを広げるために、本や記事を読んだり、学びの場に参加したりして、自己啓発に努めています。また、自分ができることを見つけ、積極的に取り組むことで、自信をつけ、より高い目標に挑戦することができると思っています。
以上のように、私は誠実さと向上心を大切にしています。これらの価値観を基に、自分自身を成長させ、周りの人と共に目標を達成するために、日々努力しています。
銀行が新しくチャレンジすべきことはありますか
ロボットによる自動化です。
現在、銀行業界はデジタル化が進み、顧客のニーズも変化していて、従来の業務プロセスを見直し、効率化・高度化が求められるようになっています。
ロボットによる自動化は、銀行業務の一部を人手ではなく、機械に任せることができるため、効率化やコスト削減につながります。
例えば、顧客からの問い合わせ対応や口座開設・解約などの簡単な業務は、ロボットによって自動化することが可能です。これにより、従来は多大な人件費や時間がかかっていた業務を効率的に処理することができます。
また、ロボットによる自動化は、人間のミスやハンドリングミスを防ぐことができるため、業務の正確性も向上します。これによって、ユーザーからの信頼を高めることができます。
以上のように、銀行として取り組むべきことは、ロボットによる自動化です。
これにより、業務の効率化・高度化が進み、ユーザーからの信頼を高めることができます。
なぜ他社ではなく三菱UFJ銀行を志望するのでしょうか
三菱UFJ銀行を志望する理由は、チャレンジを推進する企業であるとともに、私が持つロボットのスキルとの相性が良いと考えたためです。
まず、三菱UFJ銀行は、金融業界において、新しい技術やサービスを積極的に導入し、イノベーションを推進する企業であると思っています。
そのため、チャレンジ精神を重視し、新しいことに積極的に取り組んでいく文化が根付いていると考えています。
私自身も、新しいことに挑戦することが好きであり、三菱UFJ銀行のこのような企業文化に共感し、やりがいを感じると考えました。
また、私が持つロボットのスキルは、三菱UFJ銀行における業務改善や新しいサービスの開発に活かせると考えています。
例えば、ロボットによる業務自動化の導入や、顧客対応ロボットの開発などが挙げられます。
三菱UFJ銀行は、AIやロボティクスをはじめとする最新技術を取り入れ、金融サービスの進化を目指している企業です。
私自身も、ロボットの開発や運用の経験があるため、三菱UFJ銀行において、新しい技術の導入やサービスの開発に貢献できると考えました。
以上のように、私は三菱UFJ銀行を志望する理由として、チャレンジを推進する企業であることと、私が持つロボットのスキルとの相性が良いと考えたためです。
三菱UFJ銀行に入社することで、新しいことに挑戦しながら、自身のスキルを活かし、業務改善やサービス開発に貢献したいと考えています。