近年、企業のネットワークインフラは常に成長し拡大を続けています。
仮想化やクラウドの利用が増えていますが、これらの技術が発展したとしても、その中でのネットワークに関する知識というのはやはり必要で、ネットワークエンジニアの仕事は今後も残り、発展を続けていくことでしょう。
企業はビジネスを迅速に拡大するために、新しい技術やベストプラクティスに次々と対応していかなければならず、ITを仕事にする我々は、この成長についていけるだけの競争力を維持し、新しい知識を自分の中にため込んでいく必要があります。
そして資格取得は、自身がどれだけのスキルを保有しているのかと言うのを客観的にしめす有効な手段だと言えます。
ネットワークエンジニアとして、どのような資格が世の中に存在するかご存知ですか?
今回は、あなたがチームの貴重なメンバとして今後も貢献していけるような資格として、今目指すべき上位資格などご紹介していきたいと思います。
目次
CCNA R&S
シスコ認定ネットワークアソシエイト(CCNA)は、ネットワークエンジニアとして取得すべき資格としては定番ですよね。
シスコはルータやスイッチ技術に関して市場のシェアが80%あります。
シスコ製品に対してトレーニングを受けていて、認定資格を取得していると、スキルとして市場価値が高く、転職活動をしていても求人の需要が非常に増えることが想定できます。
シスコのルーティング、スイッチング認定は今後技術が進化し続けたとしても、ネットワークエンジニアとして成功するために必要な専門的な知識を得ることができるでしょう。
この資格では、大手企業が使用しているネットワークインフラストラクチャーのインストール、監視、トラブルシューティングに関する知識を体系的に学ぶことができます。
CCNP R&S
現在CCNAを持っている場合、次の目標はやはりCCNPになることですよね。
CCNPは、ROUTE、SWITCH、TSHOOTの3つの試験から構成されています。
ROUTEは、LAN,WAN,IPv6,等の知識を駆使して、スケーラブルで安全なネットワークを構築するための知識を学ぶことができます。
SWITCHは、シスコエンタープライズキャンパスアーキテクチャを使用する複雑なエンタープライズスイッチングソリューションの実装を学びます。
TSHOOTは、エンタープライズルーティングおよびスイッチドネットワークの計画、トラブルシューティング、および定期的なメンテナンスに関する知識を学びます。
これら3つの試験で得られる知識は、物理ネットワークだけでなく、今後ますます主流になっていく仮想ネットワークに対しても十分に効力を発揮するでしょう。
CCIE R&S
CCNPを取得している方は、究極の目標としてCCIEを目指すべきでしょう。
CCIEは設計分析を実行し、設計要件を正当化し、ベストプラクティスに基づいて設計を実装する能力に重点を置いています。CCIEは業界で最も権威のあるネットワークの資格として世界中で受け入れられています。
CCIEは、技術的知識を継続的に拡大することを推奨されており、認定の有効期限の2年前に再認定を受ける必要があります。
CCIE試験に合格するとまさにスペシャリストとして複雑な統合型ネットワークインフラストラクチャの計画、運用、およびトラブルシューティングを行うために必要なスキルをマスターできるはずです。
Python
資格ではありませんが、Pythonは、インタラクティブでオブジェクト指向のプログラミング言語でありNWエンジニアとしても一通りの知識をつけておくべき言語です。
Pythonの構文を学習して理解するのはとても簡単です。
よって、最近とても人気な言語になっており、アメリカの大学生がプログラミング入門として学ぶ言語のNO1になっています。
たくさんの素晴らしいプログラムを開発するために使われておりYoutube、Instagram、SpotifyはPythonで構築されています。
なぜPythonをネットワークエンジニアとして学ぶのかですが、ネットワークを操作として最近Phthonがよく使われており、例えば監視機能を自動化するためにPythonスクリプトをネットワークデバイスに統合したりするのがベストプラクティスになっていたりするからです。
NWエンジニアでありかつPythonがわかるという人材は、転職サイトに登録するとものすごく良い求人が来ることがわかると思いますので、試しに登録してみることをおすすめします。
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CCNAサイバーオペレーション
このコースはシスコによって昨年発表されたまだ新しい資格です。
IOT(Internet of Things)、BOYD(Bring Your Own Device)、DNA(Digital Network Architecture)など、すべてがデジタル化されると、セキュリティ脅威が急激に増加し、サイバーセキュリティのリスクが高まります。
元シマンテックのCEO、マイケル・ブラウン(Michael Brown)は、2019年までに6百万のサイバーセキュリティ技術者を育成する計画を出しましたね。
日本ですと、NTTなども同様の計画を出しているようです。
こう言った事態背景をうけ、シスコもセキュリティの資格を出しているのではないでしょうか。
Citrix認定アソシエイト
仮想化に関する資格もまだまだホットですよね。
現在、サーバーの40%が仮想化されており、さらに調査ではこれが拡大し続けることが示されています。
大企業の社員は、自宅にいるときにも自社の仮想サービスに頼っているため、多くの企業がクラウドコンピューティングに投資をしています。
これはリモートサーバーを使用してデータを格納し、ユーザーがどこからでも情報にアクセスできるようにするという考え方が普及しているからです。
Citrix認定アソシエート – ネットワーキングのような認定資格を取得することは、こういったトレンドにマッチしていると思います。
この資格を取得することでCitrix NetScaler 10のエンタープライズ環境でのアプリケーションおよびデスクトップ仮想化ソリューションの実装と管理に必要な知識とスキルを得ることができます。
VMware Certified Professional 6
仮想化分野のリーダーとして、VMwareがありますね。
この資格は、多くのITプロフェッショナル、特に仮想環境をサポートする人にとって不可欠なものです。
VMware認定プロフェッショナル6 – データセンター仮想化(VCP6-DCV)は、VMwareインフラストラクチャテクノロジで経験を積んだ候補者のための一般的な認定です。
VCP6-DCVを取得することで、VMware vSphere環境のインストール、実装、および管理に精通することができます。
JNCIE-ENT
JUNIPERは、データセンターを対象としたネットワークソリューションを提供しています。
JUNIPERは、数年前にJUNIPERネットワーク認定プログラムエンタープライズ(JNCP)の認定資格を出しました。
ジュニパーの機器や機器の設定、トラブルシューティング、メンテナンスを行う専門家になることができます。
ジュニパーのルータの売上高は3.5%増加し、2016年には16.1%の市場シェアを獲得しており、自社でこの製品を使用している場合、Junos OSの使用方法を知ることは優れたスキルになりえます。
Wireshark Network Analyst
Wiresharkの認定ネットワークアナリスト(WCNA)は、盗聴や分析にWiresharkを使用するだけでなく、TCP / IPネットワークのトラブルシューティングやネットワークのセキュリティに関する知識を得ることができます。
WCNAの認定は3年間有効です。また、この資格はシスコ、ジュニファーなどの他の認定資格にも応用が利く知識を得ることができます。
パケットキャプチャを見て、トラブルシューティングをより迅速に行うためのエラーを簡単に特定できるようになることも非常に魅力的です。
CISSP
この認証は、情報セキュリティに特化したグローバルな非営利団体である国際情報システムセキュリティ認証コンソーシアム(ISC)2が認定している資格です。
世界で最も古いセキュリティに関する資格である CISSP(Certified Information Systems Security Professional )は、多くの専門家にとって非常に価値のある認定資格であり、Google、IBMなどの大手グローバルメジャー大多数が高く評価しています。
組織の全体的な情報セキュリティプログラムを設計、エンジニアリング、管理するための深い技術的および管理的能力、スキル、経験、信頼性を証明された者のみが得ることができる大変価値のある資格です。
結局何を勉強すればよいのか簡単に探す方法
有用な資格は色々あり、勉強すべきこともたくさんあるというのが正直なところですが、自分はこれから何を勉強すればよいのか、悩むところではあるとおもいます。
一つの判断の方法として、転職求人サイトに登録をしてみということをおすすめします。
転職サイトに登録すると、今どんな企業がどんな求人を出していて、その求人に必要なスキルは何かというのがよくわかります。
自分の今後のキャリアを考える上でとても参考になりますし、資格取得のメリットが明確化できますのでかなりモチベーションアップにになります。
まだ転職サイトに一度も登録したことがない人がいましたらハイクラスの求人が集まっている転職サイトに、登録してみることをオススメします。