新卒の面接では、突飛な質問は多くはなく、基本的な質疑となるケースが大半です。
学生時代にがんばったことなど、ありきたりな質問から、あなたの考え方を知ろうと探ってきます。
大切なのは、NTT東日本の採用ページに記載されている「求める人物像」とマッチしているようにエピソードを語ることです。
具体的な事例は以下のとおりです。
目次
NTT東日本が求める人物像
採用ページに記載されている求める人物像が端的にわかるメッセージは以下のとおりです。
つなげよう。これまで出会わなかったものを。
うみだそう。これまで想像できなかったものを。
これまで想像できなかったものを生み出す経験を持っている人はほとんどいないかと思いますが、この言葉から読み取るべきメッセージは、自身の取り巻く様々な環境、人、モノを組み合わせて・巻き込んで、新しいチャレンジをする、もしくは、チャレンジする姿勢を期待していると想像できます。
この期待に答える具体的な回答例をこれまでNTT東日本の面接で聞かれた質問内容に答える形で例を示します。
NTT東日本の面接で実際に聞かれた質問
・学生時代に頑張ったこと
どんな役回りだったか
モチベーションの源泉はなにか
どんな問題があったか
組織内での立ち回りについて
反対意見があったときどうしたか
取り組みによってどう変わったか
それは自分だけの成果だと思うか
・人生で1番大変だったこと
・大切にしていること
バイトリーダーの経験を使った回答例
学生時代にがんばったことは?
小さなカフェでバイトリーダーを担当していたことです。
当時、そのカフェは地元の方々に親しまれ、たくさんのリピーターが訪れるお店でした。
バイトでは主にどんな役回りでしたか?
私はカフェでのバイトで主にホールスタッフとして、ユーザーをお迎えする仕事をしており、お店に入ってくるユーザーに、笑顔で挨拶をして、お席にご案内することが主な仕事でした。
また、注文を取り、ドリンクやフードの提供、お会計なども担当していました。
バイトで一番たいへんだったことは?
私がバイトリーダーを担当していたカフェは地元の方々に親しまれ、たくさんのリピータが訪れるカフェで、ある日、ユーザーから「今日は特別な日なので、ケーキを作ってほしい」という要望がありました。
ですが、当時のカフェにはパティシエがおらず、私たちスタッフにはケーキを作る技術がありませんでした。
そこで、私はユーザーに代わって、カフェのオーナーに相談したところ、オーナーもユーザーの要望に応えたいと考え、急遽外部のパティシエに依頼してケーキを作ることになりました。
その場で喜んでいただき当日も感謝されたことがとても嬉しく、ユーザーの特別な日の演出のお手伝いをできたことで私たちスタッフもやりがいを感じました。
その後も、ユーザーが来店の度に「あの時のケーキが忘れられなくて、今でもカフェに来るたびに思い出します」という言葉をいただけるようになりました。
この経験から、私は「ユーザーの心をつなげる」ということの大切さを実感しました。
NTT東日本では、ユーザーとのコミュニケーションを大切にしているかと思います。
私は、カフェでの経験から、ユーザーの要望に応えるだけでなく、ユーザーとのコミュニケーションを通じて心をつなげることが大切だと考えています。
これからも、NTT東日本でユーザーとのコミュニケーションを大切にし、価値あるサービスを提供していきたいと思います。
反対意見もきっとあったはず、その時、あなたはどう乗り越えましたか
確かにユーザーからの「ケーキを作ってほしい」という要望に対して、反対意見もあったことを覚えています。
なぜ反対しているのか、反対している理由を紐解いて整理していくと、「当日の仕込みができない場合があるため、お断りするべきではないか」というものでした。
反対している原因を明確にできたため、当日の仕込みは私が率先していつもよりも3時間早く出勤しオーナーと協力して事前に対応することで、仕込みが間に合い、ユーザーにケーキを提供することができました。
ユーザーからは大変喜んでいただき、スタッフ一同も達成感を共有することができました。
チームの意識は変わりましたか?
ユーザーとの会話や、ユーザーの声に耳を傾けることが、サービスの質を向上させるために欠かせないことにチーム全体で気が付きました。
この気付きからカフェのオーナーや従業員の方々は、常に時代のニーズに合わせたサービス提供や、ユーザーとのコミュニケーションによりいっそう力を入れるようになりました。
ユーザーからの反応もさらに良くなり、カフェを訪れるユーザーたちからも高い評価を得ています。
カフェのオーナーや従業員たちの自信やモチベーションも高まっており、いまではさらなるサービスの向上に繋がっています。
それは自分だけの成果だと思いますか?
チームで取り組んだからこその成果であると思います。
私がバイトリーダーとしてチーム全体をまとめた上で、私自身の力だけでなく、チーム全員の協力があったからこそ、カフェでの取り組みや成果を実現することができました。
私がバイトリーダーとして、チーム全員が目指すべき目標を共有し、お互いの強みを生かしながら取り組んできたことが、チームの協力という大きな力に繋がりました。
私が実際に対応したことは大切な一部ですが、私たちチーム全員が協力し、努力して成し遂げたものだと思っています。
バイトメンバーから自分はどのように思われていると考えていますか?
私はチャレンジ精神旺盛なタイプであると思われていると考えます。
例えば、カフェでの新しいメニューの提案や、ユーザーからの要望に応えるために新しいサービスの開発にも積極的に取り組んできたからです。
また、カフェでの業務に限らず、バイト仲間と一緒に新しいことに挑戦したり、スキルアップに取り組んだりすることを大切にしていました。
あなたががんばるモチベーションの源泉は何ですか?
私は様々なことに挑戦すること自体が楽しいと思っています。
新しいことに取り組むことで、自分自身の成長を感じることができると同時に、困難に直面した時にはそれを乗り越える達成感を味わえるからです。
また、自分が携わる仕事には責任を持って取り組むことが大切だと考えているため、常に高いモチベーションを維持し、最良の成果を出せるように努力しています。
NTT東日本に入社したらどんな仕事がしたいですか?
新しい商品開発です。
カフェのバイトリーダーとして働いていた経験から、ユーザーに喜んでもらえるようなサービスを提供することがとてもやりがいを感じることが分かりました。
NTT東日本に入社したら、技術力を活かした新しいサービスや商品を開発することでユーザーに感動や驚きを提供する仕事に携わりたいと思っています。
また、チームで協力しながら仕事に取り組み、目標を達成することもやりがいの一つです。
自分のスキルを活かしつつ、チームワークを大切にした仕事に携わりたいと思います。