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といった突拍子のない質問がでるような印象を受けるかもしれませんが、特に大手企業はそういった質問はほぼなく、学生時代にがんばったことなど基本的な質疑となるケースが大半です。
そういったありきたりな質問から、あなたの考え方を知り自社の求める価値観に合うのか、社風と合うのかを探ってきます。
そのため大切なのは、損保ジャパンの採用ページに記載されている「求める人物像」とマッチしているようにエピソードを語ることです。
目次
住友生命保険が求める人物像
住友生命保険の新卒採用ページを見ても、求める人物像という項目がないため、記載されていることから読み解いていく必要があります。
「会社の目指す姿から探る 」の項目を見ると、以下の画像がトップに表示されています。
Well-beingは他の保険会社では、ここまで象徴的に取り扱われていないため、住友生命保険の特徴でもあります。
後段に進んでいくと、求める人物像につながるものがでてきます。
自社の強みととして「独自性」「共創力」「先進性」と書かれていて、自社での強みは社員に求めることと考えてほぼ差し支えないため、この3つを新入社員に求めていると想像できます。
ただし、このキーワードは抽象的かつよくある言葉のため、これでエピソードを組み立てても面接官から見たときに、住友生命を志望していることが非常に伝わりづらいというのが容易に推測されます。
そこで、「トップメッセージ」を読み進めると、社長の言葉として以下が掲載されています。
住友生命は、伝統的に「横並び」ではなく「独自の路線」にこだわってきた会社、先進の価値に挑戦し続けてきた会社です。その原動力として新しい人たちの力を大切にしています。ぜひ「理想の保険会社を実現しよう」という志を持った方々、そして我々と一緒に新たな取り組みにチャレンジいただける方々に入社していただき、社長室でともに未来の話ができることを楽しみにしています。
新しい人たちへ特に期待しているのは、「横並びではなく独自の路線」「理想の保険会社を実現しよう」ということが読み取れ、これは、住友生命の強みと合致しているため、これを基本としてエピソードを組み立てるようにしましょう。
学生時代がんばったことを教えてください
学生時代に取り組んだ文化祭のプロジェクトです。
当時私が所属していた部活は、文化祭の模擬店を担当することになっていました。
ですが、私たちはただ単に商品を販売する「モノ売り」だけではなく、来場者が楽しめる「コト売り」・体験を提供することを目指しました。
そこで私たちは、独自のアイデアを出し合い、ミニゲームやクイズ、抽選会などのイベントを開催し、商品のデザインも工夫、他の模擬店とは一味違うものにしました。
その結果、私たちの模擬店は来場者から大きな反響を得ることができ、多くの人々が立ち寄って楽しんでくれました。
また、他の模擬店との差別化ができたことで、売り上げも好調でした。
このプロジェクトを通して、自分たちで考えて行動することの大切さを学びました。
また、周りとは違うアプローチで挑戦することで、新たな可能性を広げることができることを実感しました。
チームで意見が分かれたときはどのように対処しますか?
まず、各メンバーの意見を聞き、問題点や利点を挙げながら、それぞれの意見を分析していきます。
その後、チームの目標や方針に沿って、最も適切な意見を選択するためのディスカッションを行います。
もし、意見が収束しない場合は、各メンバーがどのような根拠を持って意見を出しているのか、どのような思考プロセスを辿っているのかを確認し、対立している要素を明確化していきます。
そして、相手の立場や考え方を理解し、自分の意見を相手に説明することで、共通点を見出し、解決策を見つけることが大切だと考えています。
最終的に、チーム全員が納得できるような解決策を採用し、次に進むようにしています。
また、意見が分かれたことを収束させた後も、各メンバーの意見や考え方を尊重し、今後のチームワークの向上に繋げるように努めています。
文化祭で一番大変だったことは?
最も大変だったことは、当日の混雑に対する対応でした。
私たちの模擬店は人気があり、多くの来場者が長い列を作って待っていました。
ですが、商品の用意が追いつかず、お客様からの注文を受け付けることもできない状況に陥ってしまいました。
そこで私たちは、緊急対策として急遽、商品のメニューを簡素化することを決断しました。
また、商品の提供ラインを改善し、より効率的に提供することを目指しました。
さらに、列の途中での待ち時間が長くならないよう、列を分散させるために整理券の配布を実施しました。
結果的に、これらの取り組みによって、列の待ち時間が短縮され、お客様にもスムーズに商品を提供することができました。
その結果、私たちの模擬店は多くの来場者から高い評価を得ることができ、大変な状況を乗り越えた達成感を味わうことができました。
なぜ総合キャリア職を志望しているのですか?
数字を扱う仕事に興味を持っているからです。
数字に裏打ちされたデータや情報をもとに、戦略的な判断を下すことが大切だと思っています。
保険会社においても、販売戦略の策定や評価においては、市場や顧客動向、商品の需要・供給バランスなど、多様な数字を分析することが必要不可欠です。
そのような数字を扱う業務に携わることで、的確な判断を下し、会社の成長に貢献できると考えているからです。
また、数字を扱う仕事には、自分で課題を発見し、解決策を導き出す力が求められると考えており、データを分析する上で、問題点を見つけ出し、それに対する解決策を考えることが必要です。
そのような課題解決能力を身につけているので、より高度な分析能力を身につけ、会社に貢献することができると考えています。
総合キャリア職は、常に変化していく市場や顧客の動向に対して、柔軟に対応しなければならないと思います。
このような状況下で、正確かつ迅速に情報を収集し、適切な判断を下すことが得意ですので、私に適正があると思っています。
なぜ数値を扱う仕事に興味を持ったのですか?
大学時代に行ったインターンシップでの経験からです。
そのインターンシップでは、あるテクノロジー企業において、営業部門の数字分析のお手伝いをすることになりました。
具体的には、過去の売上データや顧客分析データを分析し、営業部門の販売戦略の立案や戦略の評価を行う業務を担当しました。
この業務を通じて、数字に裏打ちされたデータや情報をもとに、戦略的な判断を下すことの大切さを実感しました。
また、自分で課題を発見し、解決策を導き出す力が求められることも分かり、そのような課題解決能力を身につけることで、より高度な分析能力を身につけ、会社に貢献することができると感じたことが、数字を扱う仕事に興味を持つきっかけになりました。
キャリアビジョンを押して下さい
保険商品や業界について深い知識を習得し、お客様のニーズに応えるための提案力や販売力を磨きたいと考えています。
保険商品は多岐にわたり、それぞれに特徴があります。そのため、商品の選定や提案においては、お客様の現状や将来のライフプランを把握し、適切なアドバイスが必要です。
こうしたお客様とのコミュニケーション力を高めることで、より多くのお客様に満足していただける提案ができるようになりたいと思っています。
また、数値やデータを分析し、保険商品の販売戦略の立案や改善を行う部署でのキャリアアップも目指しています。
保険商品の販売には、販売チャネルやマーケティング戦略など、数値をもとにした分析や評価が欠かせません。こうした分析に基づく戦略の立案や改善に貢献することで、保険商品の競争力の向上につながると考えています。
最終的には、経営層に近い立場で、戦略的な意思決定に参画することができるようになりたいと思っています。
保険会社は社会にとって重要な役割を果たす企業の一つであり、企業の方向性や経営戦略に関する意思決定に携わることで、より大きな社会的貢献ができると考えています。