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といった突拍子のない質問がでるような印象を受けるかもしれませんが、特に大手企業はそういった質問はほぼなく、学生時代にがんばったことなど基本的な質疑となるケースが大半です。
そういったありきたりな質問から、あなたの考え方を知り自社の求める価値観に合うのか、社風と合うのかを探ってきます。
そのため大切なのは、損保ジャパンの採用ページに記載されている「求める人物像」とマッチしているようにエピソードを語ることです。
目次
東京海上日動火災保険が求める人物像
東京海上日動火災保険の新卒採用ページのトップメッセージが「一緒なら、世界は変えられる。」となっています。
「一緒なら」からは、社内のチーム、かつ新卒ページを読み進めてみると、社内のチームワークだけではなく、社外のパートナーとの連携についても言及されています。
そのため、エピソードとしては、チームワークはもちろん、学校であれば自分の学校の中だけの話しではなく、他校とのエピソード。
アルバイトなどであれば、アルバイト先だけではなくて、例えば、隣のお店と連携したエピソードを話せるようにしましょう。
また、「世界は変えられる。」という言葉は、世界=グローバルというわけではなく、いま自身が直面している、自身が見えている世界、それをチームワーク・パートナーと一緒なら、アップデートできるという意味で使用されています。
そのため、グローバルの話しにこだわる必要はなく、どちらかというと、既存の取り組みにとらわれず、新しいことにチャレンジしていくというエピソードを用意しておくことがベターです。
人事部長のメッセージにも「変革」とあるように、チャレンジしたエピソードは必須です。
また、多様性というキーワードもあるため、チームの個性が活かされたことで解決できたというストーリーが好まれると想定されます。
チャレンジするエピソードでは、「自ら考え、発信し、行動する」とあるように、「主体性」が感じられるものを用意しておくといいでしょう。
学生時代にがんばったことは?
学生時代に私ががんばったことは、大学の文化祭での企画制作です。
チャレンジしたエピソードを教えてください。
私は、学生団体である「文化祭実行委員会」の一員として、音楽イベントの企画制作を担当しました。
このイベントは、バンド演奏やダンスパフォーマンスなど、様々なジャンルの音楽を楽しむことができる内容でした。
私たちは、イベントの企画・運営にあたり、それぞれが持つスキルやアイデアを活かすことで、より充実したイベントを作り上げることを目指しました。
私自身は、企画・運営にあたり、マーケティングや広報のスキルを生かして、SNSやチラシなどを活用した集客に取り組み、さらにバンド演奏や音楽制作に詳しいメンバーは、出演バンドの選定や楽曲のアレンジに貢献しました。
また、この文化祭実行委員会の中には、音響・照明の担当者や、会場設営・撤収のスタッフなど、イベントを成功させるために必要な様々な役割を持つメンバーがいました。
私たちは、お互いの専門分野を尊重しながら、チームワークを発揮することで、充実した音楽イベントを実現することができました。
このように、私が学生時代にがんばったことは、多様なスキルや専門分野を持つメンバーがいたからこそ実現できたものでした。
私たちは、お互いの強みを活かしながら、目標に向かって協力して取り組むことで、より良い結果を出すことができました。
そして、その経験を通じて、チームワークの重要性や、お互いを尊重することの大切さを学ぶことができました。
音楽イベントで一番大変だったこと、またそれをどう乗り越えたか教えてください。
大学の文化祭での企画制作で、一番辛大変だったことは、予期せぬトラブルや問題が起きた際の対応です。
具体的には、当日のイベントに使う音響機器が突然故障してしまったことがありました。
当然ながら、このトラブルが解決しなければイベントが開催できない状況です。
私たちは、急いで修理の専門家を呼んだり、代替機材を探したりするなど、様々な対応策を模索しましたが、当日の朝という時間帯であったため、修理業者を呼ぶことも難しく、結局は全ての機器を利用できない状態でイベントを開催することになってしまいました。
このような予期せぬ事態に直面した時、私たちは自分たちの限界を認め、困難を乗り越えるために協力することを決めました。
音楽イベントに欠かせない音響機器が使えない状態であったため、私たちはアコースティックな演奏を中心にプログラムを変更しました。
また、当日参加していた学生たちにも協力を仰ぎ、手拍子や声援を送ってもらいながら、音響機器がないことによって生じるある程度の音の空白を埋めることができました。
この経験を通じて、私たちは予期せぬ事態に直面した際の対応力を養い、一致団結することの大切さを学びました。
また、計画通りに進まない場合でも、柔軟な対応が求められることを実感しました。
これらの経験は、後に私が社会人になってからも役立つことが多くありました。
どんな小学生でしたか
小学生の頃の私は、好奇心旺盛で、友達と一緒に様々なことにチャレンジすることが大好きでした。
具体的なエピソードはありますか
その中でも、特に思い出深いのは、自分たちで自転車を作ろうという試みです。
当時、私は自転車が大好きで、公園でよく友達と一緒に自転車に乗って遊んでいたのですが、乗って楽しむだけでなく、自分たちで自転車を作ってみようというアイデアが出たのです。
当然、自分たちには自転車を作る知識も技術もありませんでしたが、それでも自分たちでできることを探しながら、試行錯誤を重ねました。
最初は、捨てられた自転車の部品を拾い集め、それを使って自転車を作ることにしたのですが、部品が足りず、また、部品同士が合わずにうまく組み立てることができませんでした。
そこで、私たちは古い自転車のフレームに、木材で自分たちでホイールを作って取り付けるというアイデアを考えつきました。
木材のホイールは、丸く切って削って作ったもので、とても手作り感がありました。
結果として、私たちは自転車を完成させることができました。
もちろん、作りたかった自転車のイメージとは少し違ってしまいましたが、自分たちで作った自転車に乗って走ることができたことは、とても嬉しかったです。
この経験から、私は、チャレンジ精神や創造性を大切にし、自分たちでできることを探しながら、試行錯誤を重ねていくことが大切だと学び、また、友達と一緒に行動することで、協力しあいながら目標に向かって進むことができることも再確認できました。
これらの経験が、私の今後のキャリアや人生に大きく影響を与えています。
高校時代に思い出に残るエピソードがあれば教えてください。
中学生時代の友人が自分と同じ生徒会長だったこともあり、その年はその友人の高校と合同で文化祭を開催することになり、私は学校の代表として、他校との調整役を担当しました。
最初は相手校の代表との打ち合わせにおいて、コミュニケーションに苦戦しました。
しかし、お互いの意見を出し合い、自分たちがやりたいことや、どのように協力すれば両校が楽しめるかを話し合う中で、お互いに理解し合うことができました。
その後は、両校の生徒たちが一丸となって、ステージ演目や模擬店の出店などの企画を準備を進めることができ、当日は、多くの来場者が両校の合同企画に集まり、大成功を収めました。
この経験を通じて、相手とのコミュニケーションを大切にすることや、相手の立場や意見を尊重することの重要性を学びました、自分たちが協力すればより良いものが作れるということを実感し、今後の人生においても、チームワークやコミュニケーション能力を大切にしていきたいと思っています。
まとめ
マリンでは有名な幼少期面接のエピソード例を記載しましたが、かなり深掘りされるため、作ったエピソードよりも、過去を振り返りながら自分はその時どう思ったのか、なにを感じたのか、それは今にどうつながっているのかを頭の中で整理しておくのがベストです。