【決定版】Youtube撮影におすすめなマイクの選び方・用途にあった選び方・カタログスペックの見方について|Youtuber,TikTok,SPOON

本記事では、Youtubeやニコニコ動画での動画撮影、実況撮影などに利用するマイクについて解説します。

マイクを選ぶ際に、カタログスペックがあると思いますが、PCやスマホと違って、マイクのスペックはあまり馴染みがありませんよね。

値段が高いマイクは漠然と機能がいいと思いますが、具体的に何が良いのでしょうか。この記事を読むとわかるようになりますので、ぜひ参考にしてくださいね。

【結論】あなたに一番適したマイクの考え方とは!?

詳しくはこの後に個別に紹介していきますが、結構つまらない内容ですので、いくつかケースを提示して、そのケースに該当する人は、何をチェックしてマイクを購入すればよいのかと言うのを例示します。

詳細が気になった方については、この後の内容も細かく読んでいただければと思います。

マイクの型について

1.安価なマイクがほしい|ダイナミック型のマイクを購入

2.音楽収録等音質に拘る|コンデンサー型マイクを購入

3.機器のノイズを拾いたくない|ダイナミック型のマイクを購入

マイクのスペックについて

4.Youtuber 等一人で画面に向かい収音する|単一指向性マイクを購入

5.小さな音まで拾いたい|マイク感度/センシティビティーが高いマイクを購入

6.マイクに叫ぶなどを大きな音を収音する|最大音圧レベルが高いマイクを購入

7.高音~低音まで漏れなく収音したい|周波数特性が広いマイク、ダイナミックレンジが広いマイクを購入

kazna

例えば「俺はYoutuberでPCに向かって録音する、お金はかけたくない、大きなリアクションもとりたいから叫ぶこともある」という方には、「コンデンサーマイクで、単一指向性のもので、最大音圧レベルが高い」マイクがおすすめということになります!

形式

まず、マイクの形式にはダイナミック型とコンデンサー型というものがあります。

大きくは以下のような違いがあります。

構成の違い

ダイナミック型|安価な製品が多い、電源が不要、丈夫で湿度に強い、感度が低い

コンデンサー型|高い製品が多い、電源が必要、振動や湿度に弱い、感度良い

このような特性ですから、Youtube用としては、多くの方はダイナミック型のマイクを選ぶのが良いのではと考えます。

ただし、歌を歌って録音したいなど、高くて扱いが難しくても感度を重視するなどの用途の場合はコンデンサー型を購入したほうが良いでしょう。

ポーラパターン/指向性

ボーカルだけを録音したい、フロア全体の音を録音したい、対談を録音したいなど、用途によって適切なマイクの選び方が変わります。

マイクが、どの方向からの音をよく拾ってくるのかという指標になるのが、この「指向性・ポーラパターン」です。

下の絵を見ていただくと、指向性の種類と、特徴がよく分かると思います。

画像出典:ワタナベ楽器店

よって、youtuberなどで、一人で画面に向かってしゃべる場合は、真ん中の「単一指向性」に該当するマイクを選ぶと良いでしょう!

マイク感度/センシティビティー

よく○○dBなどと記載される数値です。これは、マイクの振動板に1気圧の音圧を加えた時に、出力される電圧が、
どれだけなのかとうものを示す数値で、その数値が0に近いほど感度がよく、大きい音声が出力されます。

例えば、-54dBと-60dBという2つのマイクがありましたら、マイクの感度がよく大きく音を出力してくれるのは-54dBのマイクです。

出力インピーダンス

インピーダンスとは、抵抗値のことです。xxΩという数値で表されます。インピーダンスが「高いとノイズに弱く」「低いとノイズに強い」です。

等価雑音レベル

この数値は、マイクロホンが収音できる最も小さい音のレベルを指します。完全に無音の状態でもマイクには僅かに電圧がかかっておりこれが雑音になります。この雑音を入力音圧に換算したものが等価雑音レベルです。この雑音よりも小さい音は消されてしまうので、収録しても音として残らないのです。

最大音圧レベル

マイクは、大き過ぎる音が入力されると音が割れてしまいますが、これが 最大入力音圧レベルです。

このレベル以上の音が出ると音割れや音に歪みが生じてしまう限度をdB表しています。

例えば音楽収録などで叫ぶようなものに使う場合には、この数値を意識する必要があります。

周波数特性

周波数特性とは、その機器が週力可能な周波数帯を示す数値です。

「○Hz~○kHz」のように表記されます。

一般的に、人間が聞くことが可能な周波数は「20Hz~20kHz」と言われていますので、これに足りているのか、足りていないのかにより、低音に強いマイクか、高音に強いマイクかといったことがわかります。

特に歌の収録などの場合は、この数値をよく見ておき、こだわる場合には低音も高音も上記の数値を満たしているマイクを購入することをおすすめします。

ダイナミックレンジ

小さな音から大きな音までの、そのマイクロホンが捉えることのできる音量の幅をさしています。

デシベル(dB)という値でひょうじされており、数値が高い方が良いマイクです。

S/N比

(シグナル:S)と雑音(ノイズ:N)の比率をさしており、デシベル(dB)で表示されます。数値が高ければ雑音が少ないマイクになります。なお、ダイナミック型マイクの場合は無音状態ではほとんど雑音が出ないので表示されていません。

まとめ

いかがでしたか?

小難しい話が多かったのですが、これがわかるとただ単に高いマイクを買えばいいやではなく、自分にあったマイクを選ぶことができますよ。

ぜひ、参考にしてくださいね!

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