【失業対策】コロナで会社をクビになる前に、SES契約の下請け客先常駐SEが今すぐ行動すべきこと【転職しよう】

今、SES契約でユーザ企業やSIerに常駐しているんだけど、コロナで日本は不景気になっていくし、下請けを首になったらどうしよう・・・?

この記事では、このような悩みをお持ちの皆さんの疑問にお答えします。

kazna

筆者はシステム開発・運用の方ではなく情報セキュリティ関係者ですが、従業員2万人以上の上場企業で管理職をしていました。SESの方の状況等も契約する側の立場としてよくわかっていますので、皆様のお役に立てる情報を提供します。
この記事の概要

・コロナで新規開発案件は激減

・コロナと関係なくクラウドや内製化により従来型SIは減少

・テレワークで業務が見える化される

・結果不要な人間はクビになる

・SES契約の常駐SEは早く次の舵を切るべき

・そのためにやるべきことの紹介

このような内容にてお送りしますので、ぜひご参考にしてみてくださいね!

IT企業の新規システム開発案件が激減

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コロナによって、あらゆる会社でいまBCP発動レベルの対応が始まっています。

社員は会社に出社することができず、普段からテレワークの環境を整備していたとしても、フルリモートに対応していた企業というのはごくわずかで、多くの企業で現場が混乱しています。

新規開発案件はどう考えても縮小せざるを得ず、日本の大手SI企業の知り合いに状況を聞いてみると、どこの会社とは明言しませんがいくつかの会社では、今年度の新規開発案件を50%削減し、今のサービスが安定的に運用できること、つまり事業継続計画に全力を注ぐといった計画がすでに出ている企業が多くあります。

上期のIT予算は凍結され、新しいものを生み出すというよりは、どうやって会社に出社できない状況下で業務を継続していくかをまずは考えなければ行けないという状況下です。

このような状況下ですから、業務が縮小されていきますので不要な人間がどんどん出てきます。

開発案件が減るだけでなく、WEB会議やSlackを新たに導入した企業では、あらゆるコミュニケーションが見えるかされていきますから、仕事をしている人間と、仕事をしていない人間がデータとして完全に見えるかされたりしますので、仕事がないと判断された場合はクビを切られていきます。(クビを切っていくと、言っています)

見に覚えがある場合、近く失業になる可能性があるということを認識してください。

クラウドや内製化により従来型のSIerは減少

そもそも、コロナとは関係なく、例えばAWSやGCP等によって今までインフラエンジニアと言われていた職業の人は、そもそも数が要らなくなっていたりします。

世の中はシステム開発に対する予算や稼働をできるだけかけないで、本来目的であるサービス開発に如何に専念できる環境を作っていくかという方向で、新しいサービスがどんどん出ていますから、今までみたいにハード保守契約でSIerがユーザ企業から契約を取ると行った考えはすでに古いと言えます。

また、昔から言われていましたが、今後5Gの世界になってきますと今までよりもサービス開発のスピード感が更に早くなっていきますので、世の中はSIへの発注という考えから、内製化という考えにシフトしていくのはすでに決定されています。

昔よく、SE定年35歳説というキーワードが流行っていたかと思うのですが、もちろん全員ではないと思うのですが多くの方はもはや年齢によらず、時代の流れとして淘汰されていくのだと思います。

5Gの世界に生き残るスキルを学ぶべき


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現在のSES契約で学ぶことができるスキルを、皆さんスマホのメモ帳に書き出してみてください。何がありますか?

多くの方は社内調整だったり、資料作成だったり、いわゆる調整業務に従事しており、テクノロジーに対するスキルアップは現在の職場で果たすことができていないのではないかと思います。

つまり、今の仕事によらず、今後必要となるスキルを自主的に学習し、次のステップに自分でシフトできるような状況を早く作らないと、失業することになります。

5Gの世界に生き残る、現在SESをしている方におすすめな次のスキルはこちらです。

 

AWS,GCPなどのクラウドエンジニアになる

ガートナーのレポートによると、2018年度の調べでは売上シェアはAWSが全世界の51%を占める状況になっています。

また、WEB系企業のサービスではkubernetesを使うためGCPが積極的に採用されていますし、マシンラーニングを活用したサービス開発でもGCPがよく使われています。

MicrosoftはOffice365まで打ち上げに含めると一定のシェアがありますが、Azure自体のシェアはそれほど高くないと思われ、クラウドについて学ぶのであれば、AWSまたはGCPから始めるのが良いでしょう。クラウドに詳しいエンジニアとしてキャリアアップすることで生き残るのです。

GCPよりもAWSのほうが関連ドキュメントなどが整備されているのでわかりやすいですから、特にこだわりが無いのであればAWSを勉強することをおすすめします。

何から手をつけて良いのかわからない人は、例えば、Udemy以下の資格講座で、AWS-SAAという資格を取得することで、AWSに関して広く浅く学ぶことから始めるのが体系的で良いでしょう。

 

関連リンク:これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座

 

その他、AWSのBlackBeltであったり、公式チュートリアルから自己学習していく手段などもあります。

関連リンク:ゼロから学ぶ、インフラエンジニアがAWSに構築できるようになるための勉強方法まとめ

関連リンク:GCPについて学べるサービスまとめ

関連リンク:クラウドエンジニアになるためのおすすめ資格まとめ

 

セキュリティ人材(情報セキュリティ、サイバーセキュリティエンジニア)になる

今、世界的にセキュリティ人材が足りていません。筆者もセキュリティマネージャとして日々業務をしてますが明らかに人が足りていません。ビジネスパートナーの募集もしていますが、セキュリティに対してすでにスキルがある人で募集をかけても集まらないので、セキュリティを勉強したいと思っている、開発や運用の経験がある人という条件で募集をかけているぐらいです。

みなさんにとっては、今なら未経験でもチャレンジできる機会が多い分野であり、また今後の伸びしろも間違いなくある分野ですからおすすめだと言えます。

関連リンク:セキュリティ人材への転職やスキルアップに「オススメな資格」まとめ

関連リンク:セキュリティ人材への転職やスキルアップに「オススメな書籍」まとめ

関連リンク:セキュリティ人材へ転職するためのおすすめ「転職サイト」まとめ

 

WEB系エンジニアになる

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SIerとはスキルマップが大きく異なりますが、WEB系の世界は全体的に若い人間が多く、SI特有の堅苦しい雰囲気とは真逆の世界になります。

ベンチャーが多いので数年後にはなくなっている会社も多いと思いますが、1つの会社で終身雇用とは考えず変化の激しいカオスな環境を楽しみながら自分のスキルを高めていきたいと思えるような方であれば、WEB系へのシフトをおすすめします。

最近のトレンドとしてはPythonやSwift(あとRuby)などが人気で世の中からのニーズも高いです。これらは独学でもドキュメントが充実していますから十分に無料で学習できますが、20万〜30万円程度投資すればプログラミングスクールに入学できますから、本気で自分を変えたいのであればお金を払って効率的に学ぶことをおすすめします。

筆者も大学生の頃から独学でプログラミングを学ぼうとして、何度も挫折を繰り返してきましたが(そしてその結果セキュリティ人材になりましたが)プログラミングスクールに通った結果かなり簡単にRubyをマスターすることができ、今副業でWEB系サービス開発に着手できています。

筆者は絶対にWEB系サービス開発ができるようになりたかったので、TechAcademyの(転職保証コース)で勉強しましたが、テックキャンプさんも評判がよくおすすめです。

 

関連リンク:テックキャンプ

関連リンク:TechAcademy

 

また、どんなプログラミング言語やスキルを取得すればよいのかわからないといった方や、どんな求人がいま世の中に出ているのかわからないと言った方は、転職エージェントサービスのTechStarsAgentが提供している、無料のエンジニア向けの転職カウンセリングサービスで、一度市場動向などについてお伺いするのがおすすめです。

関連リンク:Tech Stars Agent

 

関連リンク:今学ぶべきプログラミング言語まとめ

関連リンク:おすすめプログラミングスクールまとめ

 

AIエンジニアやデータサイエンティストになる

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AIエンジニアやデータサイエンティストは、5Gの時代になくてはならない存在です。

ビックデータを収集し、AIに学習させ、データサイエンティストが分析するという流れはセットですし、今後しばらくこの技術トレンドは続きますので、新しいものを勉強したいという方はAIやデータサイエンティストに関する学習をおすすめします。

時代において行かれない企業の見極めは簡単

このような時代をポジティブに捉えますと、ブラックな企業だったり、フットワークの重い企業を見極めるのが簡単になっているという側面もあると思います。

具体的には、以下のようなことができていない企業はこれからの時代にはついていける可能性が低い企業として見切りをつけることができるでしょう。

  • IT企業なのにテレワークができていない
  • このタイミングでも求人が出せる

コロナでも元気な会社を探すことができれば、それは今後生き残る可能性が高い企業だと言えます。

氷河期なので早く転職サービスに登録してじっくり勝負

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このような状況下ですから、企業も求人を出し渋っていますし、転職したい人も多くなっていますので転職市場は「買い手市場」になります。

なので良い企業に転職しようと思ったら、複数の転職サービスに登録して、常に情報収集を行っておき、良い求人が来たら逃さずに勝負していくというやり方を取ることがおすすめです。

転職サービスとしては以下のサービスがおすすめですから、複数登録して利用していくことをおすすめします。

絶対登録すべきサービス その他にも登録すべきサービスや登録のポイントは、こちらのページで詳しく解説していますのでぜひ併せて読んでください。

関連:セキュリティ人材への転職にオススメな転職サイト、転職エージェントまとめ

最後に

記載しましたとおり、コロナにより、多くの企業で新規開発案件が激減しますから、コロナとは関係なくクラウドや内製化が進み、従来型のSIは減少します。不要な人間はあぶり出されクビになる世の中が近く来ますので、SES契約の常駐SEの方は早く次の舵を切りましょう。

やるべきことは、新しいスキルを学ぶことと、並行して転職へ舵を切ることです。

ぜひ頑張ってくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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